等差数列

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等差数列とは、連続する数値の差(間隔)が常に一定であるような数列のことを指します。この間隔のことを「公差」と呼びます。例えば、「2, 5, 8, 11, 14」という数列は、各数字が前の数字に対して一定の値「3」を加えることで次の数字になっているため、等差数列です。この性質から、等差数列を使うことで数値の規則性を簡単に分析したり、予測したりすることができます。さらに、数列の中の任意の項を求める公式が存在し、その公式により効率的に計算が可能となります。等差数列は、数学の基礎概念のひとつであり、日常生活や科学のさまざまな分野でもその応用が見られます。

 

一方で、等比数列は隣り合う項どうしの比が常に一定である数列で、この一定の比を「公比」と呼びます。たとえば、数列が 3, 6, 12, 24, 48 のように続く場合、公比は2です。等差数列が「加算」を基準に構成されているのに対して、等比数列は「乗算」を基準に構成されているという点が大きな違いです。

 

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