公租公課とは、国や地方公共団体がその財政収入を得るために、国民や法人に課す金銭的な負担の総称です。「公租」とは主に租税、すなわち法律に基づいて強制的に徴収される税金を指し、所得税や法人税、消費税、固定資産税などがこれに該当します。一方の「公課」は、公租以外の公的な金銭負担を意味し、例えば特定のサービスや施設の提供に伴って徴収される負担金や使用料、または組合費や賦課金などが含まれます。公租公課はいずれも公共の目的のために支払われるものであり、企業会計においては「租税公課」という勘定科目で処理されることが一般的です。このように、公租公課は国家や自治体の行政活動を支える財源として、社会全体の維持や発展に重要な役割を果たしています。
公租公課
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