クレジットカード及びローンカードのリボルビング支払方式

リボルビング払いとは

 

リボルビング払いは通称「リボ払い」とも言われ、利用金額及び利用件数に関係なく毎月一定額または一定率を支払う方法です。一定額を支払う方法を定額リボルビンが払い、一定率を支払う方法を定率リボルビンが払いと言います。別な表現を使えば、支払金額または支払割合を固定し、支払期間を無視(?)した元利均等返済もしくは元金均等返済と言えます。

 

現在、クレジットカード及びカードローンの分割払いにおいては、回数指定分割払いは極めて少なくほとんどがリボルビング払いが主流になっています。このリボリビング払いについては、一部の過払金専門の弁護士や認定司法書士がネガティブキャンペーンともとれる表現で地獄の返済方式とか永遠に続く支払方式と主張したり、リボルビング払いは借金です!、とか当り前すぎて何を言おうとしているのか分からない主張をしていますが、リボルビング払いの絶対的欠点では有りません。

 

リボルビング払いに多少の問題が有っても随時返済(任意返済、繰り上げ返済)、任意増額返済、ボーナス併用払い等の制度を駆使してマイナス面を軽減することも可能ですのでリボルビング払いの仕組みやメリット、デメリットを知り、どの様に使いこなすかが重要だと思います。

 

リボルビング払いには、月々の返済金額を抑え支払計画が立てやすいというメリットもあります。一方、支払金額が少ないと長期になりますので、支払金額を支払可能な金額に引き上げることも重要です。

 

金融機関や消費者信用産業界の貸付側のメリットとしては、残高減少率を抑えることで長期の収益源を確保出来ることと、コンピューターのメモリーの負荷を抑える効果も期待しているものと思われます。以前の金融機関等のコンピューターシステムには、貸付の返済予定表を記録させていましたので住宅ローン等の長期ローンの場合は相当量のデーダを保存しておく必要が有りましたが、現在では返済実績だけを保存し将来の返済予定表はロジックを組み都度計算する方法に移行しています。この方法だと追加借入が有っても容易に積数計算が鹿野です。

定額リボルビング払い

リボルビング払いが回転信用状から派生した言葉であれば、リボルビングという言葉は返済方式を意味する言葉として使用するのは不適切で、むしろリボルビング貸付やリボルビング与信の様に貸付方式として使用するのが妥当な表現方法ではないかと思いますが・・・。

 

定額リボルビング払いは、返済方式としては最も利用されている方法で、進化しており類似パターンも増加しています。定額リボルビング払いは、元金定額リボルビング払い(with out)と元利定額リボルビング払い(witu in)が有ります。元金定額リボルビング払いは月々の元金支払額を優先し支払額を固定した元金均等返済で、元利定額リボルビング払いは同じく月々の元利金支払額を優先し支払金額を固定した元利均等返済です。消費税に例えれば、元金定額リボルビング払い(with out)は外税表示で元利定額リボルビング払い(witu in)は内税表示と同じです。

 

元金定額リボルビング払い(with out)のメリットとデメリット

元金定額リボルビング払い(with out)のメリットとデメリットは次の通りです。

元金定額リボルビング払いのメリットは、一般的に返済金額の元金部分が万単位であるために返済が早く進むこと、当初限度額一杯借入しても借入枠が返済の都度空くため余裕が無く借入で他の借入を返済しなければいけない苦しい状況でも追加借り入れがし易いことが挙げられます。返済すればすぐ追加借入が出来るので実質的には利息だけ支払えばよい、ということになります。一方、デメリットは月払金額が高めで負担が多いことが挙げられます。

 

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