クレジットカード及びローンカードのリボルビング支払方式

元利定額リボルビング払い(with in)のメリットとデメリット

 

元利定額リボルビング払い(witu in)のメリットは、毎月の返済金額が低く抑えられることです。一方、デメリットは元金の返済が進まず、2~3ヶ月返済しても最低借入可能額の1万円にも満たず追加借入が厳しい状況になります。但し、ローン会社によっては毎月の返済額を増額することも出来ますので元金返済を進め臨時の追加借入をすることも出来ます。

 

残高スライド定額リボルビング払い

 

残高スライド定額リボルビング払いは定額リボルビング払いをベースとして、元金残高に応じて月払金額を変更する支払い方式です。残高に関わらず支払い額が増えず一定であれば、残高が多いときは毎月の利息よりも返済金額が少なく毎月約定返済しても未収利息が膨らみ債務が増えたり、残高が一向に減らないことが考えられますが、残高に応じて返済金額が増えればそのような問題は起こりません。
一方でローン会社からすると、毎月の利息より僅かに多い金額を返済金額に設定することで残高の減少を抑えて長期に利息収入を得ることが出来るメリットがあります。

限度額の大きいカードローンの場合は残高スライド方式のリボルビング払いを採用しています。残高スライド定額リボルビング払いにもwith out方式とwith in方式の何れもあります。

 

借入時残高スライドリボルビング払い

 

借入時残高スライドリボルビング払いは一般的ではありませんが、一部のローン会社で採用している支払い方式で、残高スライド定額リボルビング払いが元金残高に応じて毎月の返済金額が決まるのに対して、借入時残高スライドリボルビング払いは、当初借入金額によって返済金額が決まります。但し、返済途中で追加借入を行った場合はその時点の借入残高によって返済金額が変わります。1回借り入れ後に追加借入を行わなければ、完済まで最初の月払金額を支払続けることになります。

 

この返済方式は非常に理に適った返済方式であるように思われます。残高の減少を無理に抑えず、当初の返済金額を支払えるのに敢えて支払金額を少なくする必要は有りません。完済までの期限も比較的簡単に見通せます。通常の残高スライドリボルビング払いの様にいつになったら支払いが終わるのか見当も付かない、ということは少ないように思われます。

 

ボーナス併用残高スライド定額リボルビング払い

 

ボーナス併用残高スライドリボルビング払いは、通常の残高スライドリボルビング払いに年2回のボーナス返済月を設けたものです。毎月の返済額を抑えボーナス時に纏めて支払うことで元金の返済を進める効果があります。但し、この返済方式を採用しているローン会社は限られています。この返済方式を採用していないローン会社から借入をしている方でボーナス時になるべく元金の返済を行い早く完済したいと考えている方は、一部繰り上げ返済を利用するといいでしょう。但し、一部のローン会社では一部繰り上げ返済に期間や予め申請が必要となるなど制限が掛かっている場合があります。

 

定率リボルビング払い

 

リボルビング払いには、先述の定額リボルビング払いの他に定率リボルビング払いという返済方式がありますが、日本ではアコムやプロミス等の消費者金融専業者が採用しているものの、ほとんど採用されていません。

 

定率リボルビング払いは、元金残高に対して一定の割合を返済する方式と限度額に対して一定の割合を返済する方式があります。元金残高に対して一定の割合の元金を返済する場合は返済額が毎月変動します。また、最低支払金額を定めなければ完済の目途は立ちません。極めて長期の支払いになります。一方、限度額に対して一定の割合返済する場合は、毎月決まった金額を返済することになります。

定率リボルビング払いの場合もwith out方式とwith in方式がある他、残高スライド定率リボルビング払いがあります。